若い頃まで男性は倒すべき敵だった
子供の頃から、自分が女性で小柄で力も弱いことが悔しかった(今でも小柄)。
「どうして男の子はそれをやっても許されるのに女の子だけダメなの?」
かと言って今から男性に性転換したところで身体の小ささや骨格筋量は増えない。
神様はどうして私の性別を女性にしたの、という葛藤を持って20年以上生きてきた。
負けず嫌いで、少しでもタフに見せたくて強くなりたくてトレーニングに励んでみても周囲からは「一体何を目指しているのか」と訝られる日々。
そんな私の価値観を大きく変えたのが20年ほど前に偶然ケーブルテレビで見たアメリカンプロレスで活躍する女性達(Divas)だった。
セクシーでチャーミングでクレバーなのにタフで自分を持っている女性達。
テレビやDVDで彼女達にふれるうちに憧れになった。
初体験は31歳という遅めの年齢だったけれど、それ以降出会う男性達は私が思っていたような「敵」ではなくて、私を愛おしいと思い抱きしめてくれたり心の支えになってくれた。
嫌いになって別れた人はいない。
自分のやりたい事や目標とともに変わっていく環境の中で住む世界が変わってしまっただけで、変わる勇気をくれた彼らに今もずっと感謝している。
今は身の回りに目標となる人達がたくさんいる環境にいて、私は男性にはなれないけれど彼らと肩を並べられるくらいの仕事がしたい。
大空を自由に飛ぶイーグルのように生きたい。
今回ゲットしたスワンシリーズは、そんな私に「たまには弱さを見せて頼っても良いんだよ」というメッセージをくれた。
商品コンセプトとは少し違うけれど。
「みにくいアヒルの子」が実は白鳥の子供だったみたいに、大多数に染まれなかった私が生きる世界を見つけて優雅に仲間達と飛び立ちたい。
因みに私は酉年生まれ(笑)
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