初めての海外旅行✈️

初めての海外旅行✈️

初めての海外旅行

私と夫が知り合ったきっかけは、祖母が当選したヨーロッパ旅行でした。
祖母は応募した事を忘れていたようで、届いた封筒ごとゴミ箱に捨ててしまったのですが、母が気づいて保管していたそうです。

初めは私と母が行く予定でしたが、きょうだいが受験生だった事もあり、お友達を誘って行ったら?と私に譲られたので、高校の同級生を誘って行く事にしました。
夫は添乗員さんの補助的な立場での同行者でしたが、実は説明会の時に司会をしていたそうなのですが全く気がつきませんでした。

生まれて初めての海外旅行でとても緊張していたのですが、ツアーに参加していた方は殆どが人生の先輩の年代の方々で、とても親切にいていただきました。

何となく夫の存在が気になり出したのは、ロンドンからローマへ移動した頃でした。
夫は立場上特定の人との接触はしないようにしていたそうなのですが、誰にでも平等に、親切に接する姿を見ていて当時社会人1年目の私には、とても大人な雰囲気を感じていました。

ディナータイムにカンツォーネのショーを観た時に同じテーブルになり、少し会話をする機会ができたのですが、何となく、この人、いい感じの人だな…と思い始めました。

ローマからパリへ移動し、帰国する前日にセーヌ川のディナークルーズ、バトームーシュに乗りました。
船から見る夜景はとても素敵で、お食事も美味しかったのですが、明日で帰国してしまう淋しさも感じていました。
このチャンスを逃したら、もうこの人と会うきっかけもなくなってしまう…と、ワインの力を借り、酔った勢いで夫に告白をしてしまいました。

夫も同行していた人も驚いていて、夫は何とか話を逸らそうとしましたが、どうしても返事が聞きたかった私は納得がいかず、何度も答えを求めて、その場では「Yes」と返事をもらいました。

翌日、搭乗手続きの時間までは自由時間だったので、夫も含めた他の皆さんと一緒にパリの街を見て回りました。

そして成田に到着をした時に連絡先を交換してその場はおしまいになりましたが、帰国後に私から連絡をしてお付き合いをするようになり、現在に至ります。

あとで聞いた話では、夫は添乗員さんに公私混同はNGだと思い切りお叱りを受け、同行していた夫がお仕事でお世話になっている方からの情報で、職場の方々は夫が出勤する前に既にことの次第を知っていて、とても気まずい状態がしばらくの間続いてしまったそうです。

お付き合いを初めて直ぐに誕生日を聞くと、1日違いだとわかり、何となくこの人と結婚するのではないか?という予感がしました。

その後お付き合いを始めて一年半ほどで結婚しました。
今に至るまでに様々なことがありましたが、今年も結婚記念日を迎え、お互いの誕生日も迎えることが出来ました。(結婚記念日も誕生日も6月で、誕生日は1日違いです)

今年はパリでオリンピック、パラリンピックが開催されているので、記念にと思い勇気を出して書いてみました。

開会式や競技の合間に映るパリの景色を見るたびに、あの頃のことが懐かしく思い出されます。

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コメント

  1. Sally Sally

    素敵なエピソードですね♡
    読んでいて幸せな気持ちになりました。

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