もしかすると「ギャップ萌え」の一種かもしれませんが、私が想いを寄せる相手の大半は、第一印象が最悪な人です。
「この人の良い部分がまるでわからない」「嫌い」と思った相手がなぜか、猛烈に好きになってしまう。マイナススタートの人間関係からなぜこんなにも「好き」に振れてしまうのか、未だに不思議です。
今現在片想いしている相手も「第一印象が最悪な人」でした。
その人と初めて顔を合わせた会議で、私の部署に対する刺々しい批判をされたのをよく覚えています。
立場的にも強く言えずに黙って聞き入れるしかなかった当時の私は「こっちの事情も知らずに好き勝手言うなんて、嫌な人!」と、たちまち大嫌いになってしまったのです。
その数年後、紆余曲折あってその人が私と同じ部署になった時も、初めはツンケンして無表情で対応していました。
ところが、その人は初めて会った時とは一変して人懐っこい性格になっていて、愛想のない私にも他の人と変わらない態度で接してくれたのです。
自分の振る舞いが恥ずかしく思えた頃、ある出来事が起こりました。
ある日、その人と私が他部署の応援に行くことになったのですが、間の悪いことに私は生理真っ只中でした。
薬で腹痛は抑えられたものの、貧血でフラフラしていた私は一刻も早く仕事が終わらないかと願っていました(大嫌いな人と一緒だったこともあったので…)。
そして疲労が限界に近付いた頃。
「少し休憩しない?」
と、一緒に来ていたその人に言われ、私は驚きました。
慣れない立ち仕事の現場から連れ出され、休憩室に座る私。その人は10分ほど喫煙所で煙草を吸ってから、「じゃ、戻ろうか。」と、涼しい顔で現場へ戻って行きました。
慌ててその背中についていこうとした時には「大嫌い」という感情が消えていたのでしょう。
「案外、気遣いのできる良い人なのかもしれない…」と、その日を堺に印象が好転していきました。
そこから片想いを自覚するようになるまで、様々な出来事が起こるのですが、それはまた別の機会に…
コメント
第一印象最悪からの片想い、本当にそんな事があるんですね!
なんだか素敵なエピソードありがとうございます♡
Sallyさん
コメントありがとうございます!
自分でも不思議なんですが、好きになる人は大体が「嫌い」から始まるんです…(もちろん「嫌い」のままの人もいますが)
逆に「この人素敵だな」と初対面で好印象を持った相手だと、意外な側面が見えた瞬間に「こんな人だったなんて!」と一気に冷めてしまいます💦
私の振れ幅が大きいのかもしれません😅